本の背におけるリズムをコンセプトに制作した。本の表紙が最も重要な要素であるが、最も長く露出される地面は本の背である。本棚に置かれている時間が非常に長く、大きさや色によってリズム感のある不規則なパターンが作られる。普遍的に直線だが、時間の経過とともに形が少しずつ凹凸のある直線になっていく。この特性は、マーカーの素材感によく合う。ここに空間を自由にすることで、リズム感をさらに強めている。マーカーの微妙なにじみや揺れ、重なり合う感じは、自然でありながら洗練された印象を与える。
材質・画材
紙 イラストマーカー
IM DONGHWAN
19世紀後半の韓国伝統民画をデザイナーの視点から研究している。このような研究をもとに、民画のジャンルのうち、チェッコリ絵「書物を中心に器物を描いた絵」における本という媒体に着目し、意味と人間との関係に関する作品活動を行っている。
書物は人類史上最も影響力のある情報媒体である。しかし、作品では情報伝達媒体としての本ではなく、普遍的な書物の「形」と生活での現れる書物の「形」などの「書物と人間」というテーマで作品を制作している。
主な受賞歴、展示歴など
略歴
1987年 |
韓国亀尾市生まれ |
2012年 |
韓国慶北大学 資格情報デザイン卒業 |
2015年 |
韓国慶北大学大学院 資格情報デザイン 修士修了 |
2016年 |
韓国釜山大学デザイン学科講師 |
2017年 |
韓国慶北大学デザイン学科講師 |
2020年 |
九州大学大学院博士後期課程在学中 |
個展
主なグループ展
2022年 |
BEIJINGオリンピック国際交流展・韓国大邱 |
2022年 |
fukuoka Wall Wart Project・福岡 |
2021年 |
fukuoka Wall Wart Project・福岡 |
2018年 |
釜山大学POSSIBLE OF DESIGN展・韓国釜山 |
2016年 |
釜山大学POSSIBLE OF DESIGN展・韓国釜山 |
2016年 |
釜山大学開校70年記念展・韓国釜山 |
2015年 |
トントンおじさん展・韓国大邸 |
2015年 |
慶北大学同門展・韓国大邸 |
2013年 |
慶北大学大学院視覚デザイン学科卒業展示・韓国大邸 |
主な受賞歴
2022年 |
「プスターデザイン公募」日本コンクリート工学会・最優秀賞 |
2022年 |
「fukuoka Wall Wart Project」 ・入賞 |
2021年 |
「fukuoka Wall Wart Project」 ・入賞 |
2014年 |
「亀尾市公共デザイン」韓国・入選 |
2013年 |
「亀尾市マルチメディ公募展」韓国・特選 |
2013年 |
「校内イラスト公募展」韓国・銀賞 |
2012年 |
「全国イラスト公募展」韓国・銅賞 |
2011年 |
「デザイン大邸アカデミー」韓国・優秀作品賞(デザイン部門) |