『一枚物語』は2013 年から取り組んでいる連作で、すでに500枚ほど制作しています。
私たちが日常的に目にしている新聞や雑誌、漫画や挿絵入りの読み物などの印刷物は、基本的に写真やイラストなどの「イメージ」と「テキスト」によって構成されています。その中で、「イメージ」と「テキスト」は、お互いに補足・説明する関係にあります。
『一枚物語』は「イメージ」と「テキスト」によるドローイングですが、「イメージ」と「テキスト」は、単純に補足・説明し合わない関係にあります。そのため、作品を鑑賞するとき、「イメージ」と「テキスト」の間にある文脈のようなものを想像しなければなりません。その作業は、鑑賞者の記憶や経験、その日の心持ちなどによって個別に行われるものだと思います。
この作品が、物語の在り方やつくり方の提案となればと思っています。
材質・画材
クリームコットン紙に色ペン
牛島光太郎
1978年福岡県生まれ。言葉を用いた作品を制作。
日本での活動に加えて、ドイツ、台湾、中国、ニューカレドニアなどで作品を発表。関西国際空港や百貨店の吹き抜け空間やショーウィンドウなど公共空間への作品設置の他、里山や市街地でのアートプロジェクトを実施。個展、グループ展、多数。
著書に『一枚物語 ちぐはぐな日々のはなし』(アリエスブック刊)。2020年にホテル「sequence MIYASHITA PARK」(渋谷区)の客室(全224室)に作品設置。2022年に大分市美術館で展覧会。
主な受賞歴、展示歴など
受賞歴
| 2023年 |
「令和5年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」 採択 |
| 2018年 |
「六本木アートナイト 2018 オープンコール・プロジェクト」 採択 東京 |
| 2012年 |
「アーツ・チャレンジ2012」 採択 愛知 |
| 2016年 |
「HUB-IBARAKI ART COMPETITION」 採択 大阪 |
| 2011年 |
「おおさかカンヴァスプロジェクト」 採択 大阪 |
| 2009年 |
「神戸ビエンナーレ 2009」 採択 兵庫 |
| 2004年 |
「HOSOMI TO CONTEMPORARY 002」 採択 京都 |
展示歴
| 2025年 |
「コレクション展Ⅳ みる冒険 かたちのカタチ」 愛媛県美術館 愛媛 |
| 2022年 |
「みちの歩き方―路上の観察者たち」 大分市美術館 大分 |
| 2022年 |
「一枚物語|同意のない出会い」 Gallery PARC 京都 |
| 2022年 |
「みちとゆくえ|うつろいのしかた」 成安造形大学 滋賀 |
| 2021年 |
「文字模似言葉」 ボーダレス・アートミュージアムNO-MA 滋賀 |
| 2019年 |
「モノの居場所に言葉をおいたら、知らない場所までとんでいく」 3331 Arts Chiyoda 東京 |
| 2018年 |
「六本木アートナイト2018」 東京 |
| 2017年 |
「アンキャッチャブル・ストーリー」 瑞雲庵 京都 |
| 2014年 |
「イマジネーション・スーパーハイウェイ」 京都芸術センター 京都 |
| 2010年 |
「intentional accident / 意図的な偶然 」 三菱地所アルティアム 福岡 |