大理石は主に方解石などの炭酸塩鉱物、マグネシウムやアルミニウムなど粘土鉱物、地質時代に繁栄した古生物の死骸、その他特定できない不明鉱物でできている。それらが風雨に晒され、地熱の影響を受け再結晶化し、様々な色や複雑な模様となる。街で見られる大理石は、多様な粒子の共存と地殻変動の記憶を晒しているのである。地中に保存されていた石が掘り出され、平面に切断され磨き上げられたことにより、石を形成する微細な成分が標本の様に閉じ込められている。私は大理石を描くことで、平面に内在する石の記憶を再構築したい。
材質・画材
キャンバス アクリル
松本 千明
岡山県笠岡市生まれ。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。
時間や記憶を内包する物質であり、文化や歴史の文脈を背負った素材である、大理石をモチーフに絵画制作を行う。視覚・触覚を通じた記憶の呼び起こしを主軸とし、視覚を通じて身体性を拡張するようなインスタレーションを展開している。
主な個展に横浜市指定有形文化財の大倉精神文化研究所での「MARBLE is」(2021年)、兜町&茅場町でのオープンアトリエで作品制作をした、株式会社白水社での「Transformation」(2023年)がある。
主な受賞歴、展示歴など
受賞歴
| 2025年 |
公益財団法人 野村財団 |
| 2022年 |
「KAIKA TOKYO AWARD 2022」入選 東京 |
| 2020年 |
「Sangetsu Wallpaper Design Awards 2020」サンゲツ社員賞 東京 |
展示歴
| 2024年 |
「第28回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション」三井不動産商業マネジメント株式会社 東京 |
| 2024年 |
「START Box EXHIBITION」YAU CENTER 東京 |
| 2023年 |
「Transformation」株式会社白水社 東京 |
| 2022年 |
「KAIKA Tokyo AWRD 2022」KAIKA Tokyo by THE SHARE HOTELS 東京 |
| 2021年 |
「STAND!」渋谷ヒカリエ 東京 |
| 2021年 |
「MARBLE is」大倉精神文化研究所 神奈川 |