日々の生活の中で出会った、ささやかだけれども見逃すことができなかった存在の意に迫りたいと思い制作している。どこにでもある小さな石に刻まれた痕跡は、自然界に在るさまざまなものと繋がり、想起させ、無限に広がる宇宙の一欠片であることを認識させる。石の中に入り込むように描いていると、次第に石は石でなくなっていくような感覚をおぼえた。
作品のポイント
「石」という存在を知るための制作。
材質・画材
木製パネル 紙 ガッシュ 鉛筆
松下 愛
1983年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学卒業。美学校細密画教場修了。
現在は福岡、熊本での個展を中心に活動。
一本の鉛筆の線、絵の具の粒子の一粒一粒。その行為の集積によって、現実の世界では捉えることができない何かに触れたいと思う。
主な受賞歴、展示歴など
受賞歴
2022年 |
「アートオリンピア2022 」入賞、起雲閣 |
2021年 |
「躍動する現代作家展」優秀賞、福岡アジア美術館 |
2020年 |
「ACTアート大賞展 」入選、ACTGallery |
2013年 |
「第8回タグボートアワード」入選、IDDGallery |
2012年 |
「新制作展76回」入選、国立新美術館 |
展示歴
2024年 |
「ギャラリー安政」二人展、福岡 |
2023年 |
「tamuramarikoarts」個展、福岡 |
2021年 |
「ギャラリー安政」二人展、福岡 |
2021年 |
「カフェギャラリーCOTTON」個展、熊本 |
2014年 |
「ギャラリーアートモリモト」グループ展、東京 |
パブリックアート
2023年 |
「阿蘇くまもと空港「PASTORAL」」壁画」熊本 |